「退職の伝え方」を知りたい介護士は必見!
- いつ退職を伝えたらいいの?
- 退職を伝えるタイミングやキッカケが分からない
- 自然な流れで退職を伝えたい
あなたはこんなことを思っていませんか?
私が初めて勤務した「グループホーム」を退職したのは2008年。
退職を切り出すタイミングが分からず、何度もキッカケを失いました。
勇気がなかったんです
いつまでも退職を伝えられず、ズルズル時間だけが経過した苦い過去を経験しました
「このまま、いつまでも退職できないのでは・・・・」と不安な日々でした
実は思い切って退職を伝えてからも、施設長の引き止めに合って、退職まで3か月以上かかりました。
当時の私は「退職のコツ」が分からなかったので、スムーズに退職できなかったんです。
あの頃、今の知識があればもっとスムーズに退職できたはずです。
知っているのと知らないのでは、大きな差がありますよね
この記事では、スムーズに退職するポイントやコツを解説しています
あなたが退職を伝える参考にしてください
施設長の引き止めに合わない退職理由は、別の記事で紹介しています
私は2007年から介護士をしています。
もう15年も介護現場を経験しています。
2009年から「派遣」で働いているので、13施設を経験しました。
私は13施設でたくさん退職者をみてきました
私は40代の男性ということもあり、施設長たちと雑談する多くの機会に恵まれました。
年齢が近い同性だからです
- 13施設で見送った退職者たち
- 施設長たちから聞いてきたリアルな話
以上の経験を元に「スムーズな退職方法」を紹介しています
これで万全!円満退職の流れ / スムーズに退職できる方法
退職は何ヶ月前に伝えるべきか
退職の意志表示は、約2か月前が理想です
シフト作成の1か月前には、退職願いをしておくと良いでしょう
引き止められることを想定し、逆算して申し出ることも考えておきましょう。
退職しやすい時期を考えておく
比較的退職しやすいのは5月・6月です
- 新卒の新人が一人立ちする
- 子供が進級した主婦パートは4月前後に応募してくる
こんな理由があります
パートの応募が集まりやすいのは4月前後なんです
人の補充が効きやすいってことです
施設長の引き止めに合いやすいのは、ボーナス支給後です
「7・8月」「12月・1月」は競争になりやすい
退職したい人は、ボーナスをもらって辞めようと考えます
皆、考えることは同じですよ
ボーナス支給後に退職するなら、早い者勝ちだと覚悟してください
退職がしにくい時期を紹介しています
退職の意志は誰に伝えるべきか
直属の上司(主任・ユニットリーダー)に伝えてください
先に同僚に伝えてはいけません
あなたは先を越される可能性があります
同僚が先に退職希望を伝えると、あなたは退職を引き止められます
同じ時期に複数退職されると、シフトが組めませんからね
あなたの退職の意志が、周りに噂で伝わるのも厄介です
「退職しずらい環境作り」をされるかもです
私が見た経験談:
ケース担当を変えられて、退職できないようにされていました。
真面目な人だったので、まんまと罠にはまっていました
ケース担当変更直後って辞めにくいですよ
退職を切り出すタイミングはいつ
主任が現場業務を終えた直後は「良いタイミング」です
勤務終了後なら、主任の負担が小さいです
あとは自宅へ帰るだけですからね
▼ おすすめのタイミング
- あなたが夜勤
- 主任が遅出
私の経験談:
遅出の勤務後は、2人きりになるチャンスがあります
遅出業務の後は、もう誰も出勤してきません
周りに同僚がいないから話しやすいんですね
主任が早出や日勤の後は、「この後、会議があるから・・・」でキッカケを失うことがあります
周りに誰かいて、キッカケも作りにくいですし
自然な退職の伝え方
・ 主任、お話ししたいことがあるんですけど、お時間よろしいでしょうか?
理想的な方法ですが、あなたには厳しいですよね
雑談から入って、退職を切り出すのはストレス少ない方法です
軽い雑談から、「実は・・・」と切り出してみてください
私の体験談:
「新人の○○さん、最近慣れてきて大きい戦力ですね」とスタートしてから、退職を切り出しました。
「実は・・・・」と伝えました。
退職を伝える前に準備しておくこと
- 退職理由を決めておく
- 退職後の進路を明確にする
特に退職理由は、必ず聞かれます
考えておくと良いです
施設長が引き止めにくい理由を準備しておきましょう
私の経験談:
「特養」「老健」「有料老人ホーム」
できる限り早く経験して、キャリアを積み上げておきたいんです
「今後のスキルも考えて、一通り経験しておきたい」と退職理由を告げました。
「先延ばし」に合いましたが、「引き止め」には合いませんでした
あなたの施設では実現できないことを理由にすべきです
退職を伝える前に覚悟しておくこと
介護士の退職は簡単ではありません
- 引き止めに合う
- 先延ばしを狙われる
以上は覚悟してください
特に介護福祉士資格をもっている人は、介護報酬に影響します
つまり施設の売り上げに直結するんです
絶対に辞めて欲しくない存在です
あなたが介護業界で働く以上、次の施設でも辞める時に同じストレスを抱えます
退職のストレスから逃げられません
同じことの繰り返しです
退職のストレスを抱えたくない人は、「介護派遣」で働いてみてください
派遣は職場を辞める時に、退職願いがいりません
施設長への退職手続きは、全て派遣会社がしてくれます
主任や施設長の引き止めもありません
退職のストレスがありません
退職のキッカケ作りで悩まなくてもいいってこと?
メチャ、簡単!
介護業界はどこも人手不足で、派遣の求人は高いままです
退職後の仕事探しも、派遣会社任せにできます
円満退職をスムーズにする重要ポイント7選
同僚に退職予定を伝えてはダメ
退職を伝えるのは「主任」「施設長」だけにしてください
同僚に先を越されてしまうと、あなたは施設長や主任の引き止めに合います
- 一度に2人も辞めたらシフトが組めない
- もうちょっと様子を見て
- 来月、求人募集するから
助けて欲しいという言葉に、あなたは断りにくくなりますよ
日頃からリサーチしておくべき
スムーズに退職するには、退職希望者が重ならないのがポイントです
同僚に先を越されないように、普段からアンテナは張っておくべき
誰か退職しないか警戒しておきましょう
退職の意志を明確にする
主任や施設長へ「退職の意志」を明確にしてください
「退職したいと思っています」ではダメです
「退職します」と明確にしておきます
「退職したいと思っています」では、説得すればチャンスがあるかもと期待されます
私の経験談:
「退職しようと思っています・・・・」と伝えてしまいました。
まだ予定の段階であると察知されました
求人をだす予定なので、もう少し時間が欲しいと「先延ばし」に合いました
退職を明確にしていなかったのが失敗でした
- 自分が抜けたら現場が回らない
- 人が抜けたらシフトが組めない
こんなことも口にしたら、引き止めの糸口にされますよ
退職の信ぴょう性を提示する
退職する意志が決まっていて、「もう転職先も決まっている」と明確にします
「実はもう面接を済ませて、〇月から働けると先方に伝えました」
次の施設が決まっているとなったら、引き止めの可能性は低いです。
先延ばしができないか?と問いかけはあるかもです
ハッキリ「先方に伝えてしまったのでムリです」と伝えてください
施設長たちから聞いてきた話:
転職先の入社月が決まっているとなったら、「引き止めや先延ばしの代替案」を提示できません。
- 先方の予定が狂う
- 本人の立場が悪くなる
入社日変更で、こんなことが想像できるからです
職場の不平不満は言わない
- 人間関係
- 入居者との相性
- モンスターファミリー
- 鬼ナース
- 設備
- 労働時間への不満
あなたが次に働く施設に、同僚の知り合いがいるかもしれません
辞める前に不満タラタラと知られたら、あなたは立場がありません
介護業界は狭いですよ
私の経験談:
派遣の施設面談に行った時、面接担当者が「元・同僚」だった経験が2回もあります
- 「わっ、久しぶり」
- 「○○以来やね」
こんな感じでした。
キレイに辞めておいて良かったと痛感しています
転職先を口外しない
転職先に「同僚の知り合いがいるかもしれない」と警戒してください
あなたの情報が、次の施設に伝わるかもです
- 「以前、私が働いていた施設だ」
- 「私の友達が働いている施設だ」
これも介護業界あるあるです
もし誤解を生む伝わり方をしたら、あなたは損しますよ
最後まで仕事をやり遂げる
適当な勤務態度は後で影響します
退職前に相談しておきたいのが、「有給休暇」の消化です
主任と相談して、シフトに大きな影響がないタイミングで休んでください
辞めるんだから、別にいいじゃない!
そんな態度では、今後あなたは損するかもです
まとめ / 介護士がスムーズに退職するポイントと注意点
- 退職はシフト作成の1ケ月前には伝えておく
- ボーナス支給後の退職を狙うなら、早い者勝ちを覚悟
- 同僚に退職の意志を伝えてはいけない
- 主任と2人きりになりやすい時を考えて行動する
- 退職の意志を明確にしておく
- 次の施設が既に決まっていることを伝える
- 不平・不満を言わない
- 有給消化のまとめどりは主任と相談しておく
- 次の施設を退職する時も、同じことで悩むのは覚悟する
- 派遣で働くと「退職のストレス」から解放される
おすすめ! 介護士の転職方法
あなたが「正社員」での転職を希望するなら、「体験入社制度」がおすすめです
あまり知られていませんが、介護業界には「体験入社制度」があります
介護の仕事に「体験入社」なんてあるの?
派遣には「紹介派遣」という体験入社制度があります
紹介派遣:
お試しで2~3か月働いてみて、「ここで働きたい!」と判断してから就職できる制度です
いきなり正社員になると、「ここはイヤ!」と思っても後戻りができません
またあなたは「退職願い」で悩むことになります
私の派遣会社は、体験入社も扱っています